ラブドールでフェラチオ

フェラチオ可能なラブドールというのは昔から間抜け面の代名詞みたいなもので、需要はあっても技術が追いついていなかった。
現在高級ラブドールで対応可能なものとしてはシリコンアート社の「お口OK」ヘッド、ハニードールズ社の「HONEY FLAVOR」がある。どちらもヘッドだけで8万4千円と溜息の出る価格だが、素材の伸縮性を利用して普段は自然な開き方を保ち、挿入して大きく押し開く仕組み。吸い付きたくなるような唇の造形が素晴らしい。ただしシリコンアート社が警告しているように、伸縮を何度も繰り返す類の負荷はいずれ疲労破壊による断裂を生じる。陰部ならともかく口元が裂けたヘッドは魅力半減どころではないだろう。
顔面はもっと安価な素材で済ませ、唇から喉の奥だけ柔軟素材のホール(損傷時交換可能)という構造にできないだろうか。例えば顔面構造には最初から5cm程度の穴が開いており、厚めの唇がそれを半ばまで隠す。唇は半開き程度になるだろう。使用時にこれが最大径まで開けば、通常時の自然な表情と実用性が両立できそうに思う。ウィッグ抜きのヘッドのみで2万円以内を目指して製品化してくれたらなあ。